本気で優秀な焚き火台
2019/07/02
キャンプの夜に必須な道具の1つに焚き火台がありますよね。どちらかというと娯楽品ですが。笑
今回は
焚き火台の比較
目 次
についての記事です。
これまで色々な焚き火台を見て使ってきましたが、ちなみに私は現在はユニフレームの焚き火台に落ち着いています。ですが焚き火台と言えばやはり
スノーピーク 焚き火台
は外せません。厚み1.5mmのステンレス板製の焚き火台は10年経っても現役でいられるようなイメージです。
素晴らしい出来で、スノーピークブランドという「所有欲」も満たすと言う、ハイレベルなキャンプギアだと思います。サイズはSMLとありますが薪がすっぽり入るLが人気です。
ただ、難点は、分厚い鉄板が故に、とても重い!って事です。とはいえ、とても重かったとしても、取っ手など手でつかむところがあればそんなに困らないのですが、これが無い!
なのでテーブルの上でBBQをしたいとなっても、ちょっと載せるのはキビシイですね。
そして、一番の問題は、この焚き火台、これだけですと、本当にこの焚き火台だけしか付いてこない んです! スノーピークさん、どんだけ儲けるのよ、、、泣
ベースプレートもオプションです!つまり、バーベキューをするなら、これ以外にオプションとして、
- 焚火台ベースプレート(無くてもどうにかなりますが、地面を傷めることになりかねません)2800円(税別)
- 炭床ProL(木炭を鎮座させる分厚い鋳物板、炭を使用するなら必須です)4800円(税別)
- グリルブリッジ(焼き網を設置する為の台です)5400円(税別)
- 焼アミProL(BBQをする際の網です)5600円(税別)
を買う必要があります。既にココまでで、全部で5点の購入!これ以外にも、
- コンプリート収納ケース(全てをまとめて収納できるバッグです)5800円(税別)
- グリルプレート黒皮鉄板(焼きそばなどを作るためのBBQ用の鉄板です)3790円(税別)
もはや計算するのも恐ろしいくらいになってきました。。。汗
ちなみに、税込み合計すると、、、47293円です!!!
うわーーーーー!もはや、そこそこのレベルのテントが買えます。。。泣
でも、安心してください!スノーピークさんも鬼ではありません。ちゃんと初心者の為の、焚き火台Lスターターセットと言うものがあるんですね!
これですと、普通に買うよりも、約5800円も安くなっています!
また、これ以外にも、焼網まで入った、焼網Pro.6点セットと言うものも出してくれています!
これの場合は、約4500円も安くなっています!これなら、どうにか手が出るような気もしてきます。笑
とはいっても、やはりキャンプギアの中では、めちゃくちゃ高価なものです。大事に育てて生きたいところです。。。
ユニフレーム ファイアグリル
これは、スノーピークの焚き火台と双璧をなす商品ですね。多くの人がこの2つで迷ってるようです。この焚き火台の構造は、脚とグリルが別になっていて、脚の上にグリルを載せる感じになっているのが特徴です。また、鉄板が薄めなので全体的に重さが軽いです。まさにフットワークの軽い焚き火台と言った感じですね。軽いのでもちろんテーブルの上に置いてバーベキューも可能です。
サイズは普通サイズとラージサイズがあり、2人〜3人程度なら普通サイズで充分です。
このユニフレームファイアグリルは、デフォルトで、
- 焼網
- 炭床(ロストル)
が付いてくるので、これ1つ買えば、とりあえずは焚き火、BBQまでできることになります。
- ファイアグリルヘビーロストル
- ファイアグリルエンボス鉄板
を買えば、ダッチオーブンを載せることもできますし、焼きそばの調理も出来ます。ここまで買ったとしても、約12000円弱 と、とてもリーズナブルです。
今年は、新しいオプションで、ダッチオーブンを吊るすことのできるアーム、「FGポットハンガー6900円(予定・税込)」が発売予定のようです。
これはかなり気になってます。。。
このファイアグリル、軽いですし、華奢な感じがするので、あまり重量は掛けられないのかと思いきや、20kgの荷重に耐えることができます。
見た目のデザインは、所有欲を満たすような素晴らしいデザイン、とまでは思いませんが、この、
- かゆいところに手が届く仕様
- リーズナブルな価格
- コンパクトで軽い
といった特徴は、消費者の心をつかむものがありますよね!特に、私のように「キャンプ道具はミニマムに!」がモットーですと、結構ハマる道具です。笑
<2017.07 更新>
現在は既に販売され、結構な人気を博しているようです。
ロゴス 焚き火ピラミッドグリル
見た目はスノーピーク焚き火台寄りです。逆ピラミッド型で下がすぼまっている感じです。スタンドにこの逆ピラミッドを上から置く感じですね。
正面にドーンと少々大きめの「LOGOS」のロゴが入っています。
このロゴスピラミッドグリルも、本体以外に、デフォルトで、
- 焼網
- 炭床
が付いてきます。ですので、買ったら、焚き火だけでなくBBQも出来る、と言うことになります。また、キャリーバッグも付いています。
構造は火の抜けがよく、火がつきやすい構造ですね。全体的にガッチリしていて、剛性感もあるので安心です。
本体の鉄板の厚みはユニフレームと同じ程度のようです。
この商品の優れているところは、ユニフレームファイアグリルのようにオプションの頑強なロストルを買わなくても、
デフォルトでダッチオーブンが載せられる(14インチまで)と言うことなんです。これは、かなりありがたい話ですよね。
余分な荷物は増えないし、そしてリーズナブル。さすがロゴスさんです。
ただ、唯一気になることと言えば、、、BBQ用の網は折りたたみ式なので、替えで一般品を流用するのは難しそうですね。
とは言え、とてもオススメの商品です。もしも、私が初心者で「焚き火台をこれから買う」と言う立場なら、きっと候補に入れると思う商品ですね。
コールマン ステンレスファイヤープレイスⅢ
コールマン・・・言わずと知れた、キャンプ道具界の巨人です。そのコールマンが出す焚き火台の中でも主力の商品がこれです。
こちらも、本体以外にデフォルトで、
- 焼網
- 炭床
が付いてきます。ですので、買ったら、焚き火だけでなくBBQも出来る、と言うことになります。また、キャリーバッグも付いています。
このステンレスファイヤープレイスⅢは、見てわかるとおり、何よりもデザインがカッコいい!
そして、こちらも、ロゴスと同じで、何もオプションを買わずとも、ダッチオーブンが載せられる仕様になっています。これはありがたいですよね。
ただ、所有している友人から聞いたんですが、若干不評なことが2つほどあるようです。
- 炭床の耐久性が悪く、すぐダメになるにも関わらず、これのみの単品販売はしていない。
- デザインは良いが、デコボコが多すぎて、非常に洗いずらい。
ということです。あと、正直ちょっと重いですね。。。なかなか、根本的な部分が困りもののようですね。。。
NORMAN GENUINE PRODUCTS アイアンファイヤーピット 焚火台
最後にご紹介するのは、私が製作に1枚噛んでいますブランドの製品です。笑
ブランドは、いわゆる最近話題の「ガレージブランド」と呼ばれるブランドです。現在はまだそんなに有名でないブランドですが、焚き火台メインで展開しています。製品は、純国産メイドの製品です。
ブランド名、商品名は
の、アイアンファイヤーピット。
現在はまだ焚火台1種類の製品しか扱っていません。
※2019.6.20現在 ラインナップも結構増えている上、デザインも一部変更しています。
この焚火台、どんな物かと言いますと、いわゆる組立式の焚火台です。
商品を良く見ていただくと わかる人にはわかる って、ポイントがいくつかあって、正直結構考えて作っています。笑
部材は
- サイドタテ鉄板 2枚
- メイン斜め鉄板 2枚
- 炭床 1枚
の合計5枚構成です。
使用時サイズは、L500mm × D390mm × H265mm。
厚みが2.3mmの黒革鉄板!
をサイドタテ鉄板とメイン斜め鉄板に使っていて、お互いを差し込み合って組み立てる形ですね~。
アクションとしては3段階なので30秒ほどで組み立つと思います。
そして、炭床には、、、
厚み3.2mmの黒革鉄板!
を使っています。
※ 黒革鉄板とは、鉄本来の明るい銀色というより、若干黒光りした、いぶし銀のような色合いの鉄です。この黒革とは簡単に言うと鉄から発生する「黒錆」でこれによる皮膜で鉄自身はそれ以上の錆の進行が起きにくくなっている、そんな素材です。見た目的にはビンテージ感あふれるアイアン感というイメージです。
それにしても、すでにここまでで
超重厚!
一生どころか、何世代にも引き継いで使える様な剛健さ をイメージしています。
何しろ、冒頭の スノーピークの焚火台ですら厚み1.5mmのステンレス板 らしいですからね。2.3mmの鉄板と言うことは約1.5倍です からねぇ。他のロゴスやコールマンの商品となんて比較するまでもありません。まさにこれが売りなわけです。笑
しかし、それだけでは無くて、メイン鉄板に至っては、この分厚い鉄板の端を折り曲げて、より一層、曲げに強い構造にしています。
簡単に言えば「高熱による反り」対策 ですね~。
次は工夫ポイントです。
メイン鉄板の上部は波型に加工していて、写真のように鉄丸棒などを渡して五徳にしたり、焼き網を 安定して載せられる仕組み になっています。
タテ鉄板のサイドには大きな空気穴もあります。
これだけの大きさなので、薪を入れる穴にも使えます~! 我ながらよく考えられています。笑
サイドの穴もこれほど大きく、炭床の穴もこれだけ大きければ風通しも良いので、新鮮空気の補給に事欠きませんから、薪でも炭でも良く燃えるんですね~。
その上、この穴部分は 手で持つのに良い取っ手のような形状 としているので、火の点いた炭や薪が入っている状態で移動する場合でも、気楽に運べます。
分厚い鉄板ゆえの重い商品でもありますが、この取っ手のおかげでテーブルに載せるのもそんなに大変でもないわけなんですね~。
※ 鉄の熱伝導によるテーブルの焦げ付きには注意が必要です。
そして、メイン鉄板の底は端が折り曲げられていて、お互い噛み合わせる形ですので、炭や薪ガラが下に落ちて芝をキズつける心配もありませんね。
そして極めつけは収納!
折り曲げ部があるのでなかなか難しいところではあったのですが、キレイに重なるように寸法調整できているんですね~!笑
なかなかやりますよね~?笑
それにしても、さすが made in Japan です。
私の設計どおりにほとんど寸法の狂いも無く製作されています。日本の工場はすごい!
すべての部材を重ねると 厚みは2cm程度。薄っ!!!メチャクチャコンパクト!笑
流石に分厚い鉄板の塊ですから重さはありますが、オートキャンプや常設の焚火台などなら大活躍する 逸品系ギア を目指しました。
そして、何より構造がシンプルなので、今後も様々なオプション品をプロデュースしていきたいと思っています~。
まとめ
他社さんからも多くの焚き火台が出てはいますが、私の思う優秀な焚き火台は以上です。
その中でも、最後のNORMANを除きますと、私的にはユニフレームのファイアグリルが「現在は」一歩出てるイメージです。
それぞれ、良いところ微妙なところ、色々とあるのですが、キャンプスタイルや予算は様々ですよね。
いずれにしても、自分にあったスタイルの焚き火台を大事に育てて行くのがとても楽しいことだと思います。
キャンプ道具って言うのは、短いスパンで買い換えていくよりも、長く経年変化を楽しみながら使っていくのが醍醐味だと私は思っています。そういった意味では、この「焚き火台」と言うアイテムは、この醍醐味を一番感じられるアイテムではないかなあと思っています。