東北車中泊旅行記③・・・日本三景「松島」を堪能する
2017/09/06
東北旅行3日目となります。丸一日を観光に費やせる最後の日となります。
と言いましても「予定では」なのですが。。。
東北旅行3日目・・・日本三景「松島」を堪能する
目 次
もともと、せいぜい3泊程度でないと、体がもたないのではないか?ということで3泊に設定していたのです。
実際はと言いますと、、、
3泊目の朝、道の駅おおさと で目覚めた私は、思ったよりも大して 疲労していない!!!
我ながら、思ったよりもなかなか体力があるなあ、と自己満足です。笑
なので、もう1泊。。。とも思いますが、これは今夜あたりに考えるとしましょう。。。
さて、朝を迎えた 道の駅おおさと は、昨晩の満車感がウソのようにすいてきています。
私が起きる前に、大多数が出発してしまったようです。
マイシェビーバンの隣はスカスカ ですが、夜中は車がビッチリでした! まるでスーパーの駐車場のように!
天気は多少曇りがかっていますが、雨は降る感じはしません。私達もゆっくりと準備を始めます。
朝食も食べて、荷物の整理も出来たら、松島に向けて出発です!
松島の賑わいはスゴかった
松島と言えば、もちろん 日本三景のひとつ なわけですが、東日本大震災の際に、津波の影響を受けたことでも有名です。
ただ、松島は、周囲の町に比べて被害が少なかったのは、点在する島々がある程度津波のパワーを拡散して防いでくれた、との話です。
あれから数年経ちますが、現在はどんな状況になっているのか、よく見てこようと思います。
さて、松島へは、道の駅おおさとから、20分くらいで到着しました。
すごい車の数です! 既に渋滞。。。泣
駐車場もなかなか入れない感じがするので、少し手前の中心部からは多少距離のありそうな 1日500円の駐車場 に迷わず進入しました。
かろうじて空きがあったため、何とか停める事ができました!
後でわかったのですが、この駐車場、格安でした!笑
さて、私が駐車場を探している間、嫁には先に車を降りてもらって、乗る予定の 遊覧船 の情報集めに行ってもらいました。
松島では、遊覧船に乗って、1時間程度、島々の間をクルージング 出来るそうなんです。
なかなか楽しそうですね~!
私は駐車場にシェビーを停めたら、歩いて船着広場まで向かいます。
いやあ、観光客の多いこと。。。なかなかの活気です!
早速、松島の看板があったのでパチリ。
横を見ると、遊覧船の切符売り場です。どうやら、嫁は切符売り場の待合所ロビーにいるようです。
嫁の調査によると、遊覧船はなかなかの人気で、コースもいくつかあるそうです。
その中でも、オススメだよ!と言うコースに的を絞って、
切符を買ったとのこと。1時間くらい待つらしいので、しばらく周りを散策してから、桟橋の列に並びに行きました。
あっという間に私達の後ろにも長い列が出来はじめます。
ふと横を見ると、地元のTV局が取材をしています。ゴールデンウィークですからね、観光客の取材をしてるのでしょう。
それにしても、津波の被害にあったことを忘れてしまうくらい、活気に溢れています。
松島の遊覧船に乗ってみた
しばらく待つと、私達が乗る遊覧船が戻ってきました。
乗車開始の合図と共に、乗り込みます。幸い私達は、窓際の席に座ることが出来ました。
さあ!出発です!
本当に小さい小島がたくさん点在しているのですが、そのほとんどにしっかりと松の木が生えています。
しかも、何本もの松の木です。
1つ残念なのは、天気が快晴ではないと言うこと。。。曇りなんですよね。。。青い空の下で見たら、とても美しい景色だったのでしょう。。。
船の上からですと、あまり奥行きが感じられないので、どんな風に島が点在しているのかわからないのですが、
ドローンか何かで撮影したら、きっと面白いんでしょうね。
釣り船も浮いていました。何が釣れるんでしょうか。その他にも、カキ棚も多数ありました。
のんびり走っているようですが、船のスピードは案外速いです。しぶきの大きさが物語っていますよね。
大体、1時間くらいで、クルージングがひとまわり終わります。陸から見るのとはまた一味違った風景が見れますので、遊覧船はオススメですね。
さて、陸にあがりましたら、そばにある陸続きの島「雄島」に向かいます。
あの赤い橋でつながっている島ですね。ここに、松尾芭蕉も訪れていたそうです。
風情のある祠が建っています。島は小さいのですが、色々な建造物が建っています。
多少、高台になっていますので、海の見晴らしも素晴らしいですね。松の木はもちろん沢山生い茂っています。
島を一巡りしましたら、周辺のおみやげ物を見ることにしました。
雄島の橋を後にします。と、島から本土に戻った近辺で、建物に何か表示がされているので、よく見てみました。
すると、東日本大震災の時の津波の水位が記されているではありませんか!
こんな高さまで海水が来ていたなんて、、、恐ろしい話です。
絶対に忘れてはいけないことですよね。。。
さて、お土産と言えば、こちらのお土産で有名なのは「萩の月」ですよね! この萩の月の会社がそばにありましたので、寄ってみました。
というのも、ここに、ずんだシェイク なるものが売ってるそうで、嫁がどうしてもこれを飲みたいと言うのです。
お店に行ってみると、何気に、ずんだシェイク、行列が出来ていました。。。私も並んで買います。
ずんだ、ですから、まさに枝豆の味です。でも、何気に結構美味しい ですね。人気がある理由がわかります。
この店で、家族や近所へのお土産をひと通り買って、お店を出ます。
このあたりは、松島の中心部ですので、屋台のように軒先で色々な食べ物も売られています。
牛タン串ですね。かなりのボリュームでした。私達は、この店で、カキの殻焼きを買いました~!
見てください!この身厚なこと! プルンプルンで美味そう じゃあないですか!!!
見たとおり美味かったです。笑
また、このあたりは、笹かもぼこでも有名のようで、笹かまぼこをその場で炙って食べることが出来ますよ!的なお店がいくつかありました。
次の目的地へと歩きます。
四寺廻廊の1つ瑞巌寺参り
松島には、山形の山寺同様に、四寺廻廊 に名を連ねる、瑞巌寺 があります。
この瑞巌寺は、かの伊達政宗の 菩提寺 でもあります。
ちなみに「菩提寺」とは、代々その寺の宗派に帰依して、位牌を納めてある寺の事を指します。つまり、この瑞巌寺には、伊達政宗の位牌が保管されている わけです。
入口に着きました。拝観料を払って、お参りをします。
これがメインとなる本堂です。様々な襖絵が有名で美しく保存されていました。天井の格子天井も贅沢なデザインで素晴らしく、なかなか素晴らしいものでした。
こちらの本堂内は写真禁止とのことで、内部の撮影は出来ませんでした。ただ、裏側に庭があって、その写真は撮る事ができました。
とても美しい庭です。
と、この後に宝物堂に赴くのですが、実は、襖絵はこちらに本物が保管されていて、本堂の中に飾られていたのはレプリカだったようです。汗
瑞巌寺参りをひと通り終えましたら、今度は先ほどの雄島のように橋で陸続きになっている松島公園に向かいます。
こちらには、五大堂と呼ばれる仏堂があります。
このような橋で3つの小さい島をつないでおり、その3つ目の島に、五大堂はあります。
この橋は「すかし橋」となっていて、橋げたには隙間があって、海が見えるようになっています。
高さもそんなに無いので、コワいってことは全くありませんが。。。
到着しました。この五大堂は瑞巌寺の所属なのですが、松島においてはとても重要な位置づけのお堂だそうです。実際歴史もかなり古く、西暦800年代頃が発祥だそうです。
もちろん、建替えはなされているとは思いますが、木部の経年感もすごいですね。
さて、時間を見ると、そろそろ時間もお昼を過ぎ、お腹もすいてきました。最後に、海産物のお土産を見て、昼ごはんに出発します。
こちらの、おさかな市場 には、様々な海産物のお土産が売られていました。私達もこちらでもすこしお土産を買いました。
まわりには、いわゆる「牡蠣小屋」がいくつかあって、焼き牡蠣食べ放題! なんて言うのもやっていました。
塩竃のすし屋に向かう
さて、本日の昼ごはんは 寿司 です!
楽しみですね~! 当然せっかくですから、贅沢をする気満々です!
駐車場からマイシェビーバンを出庫して、20分ほどで到着しました。
塩竃すし哲 本店
〒985-0002 宮城県塩竈市海岸通2-22
022-362-3261
こちらです!
早速入店します。
この店、かなりの人気店だそうで、お昼時なら、大行列で全く入れなかったようです。
私達は、かなりへんな時間(15時前くらい)に伺ったので、並ばずに入れました~!
早速、注文をします。もちろん、贅沢するつもりでしたから、一番高い握りのセット を頼みます。
昨晩の夕飯は、イオンの惣菜 ですからね! ランチくらい贅沢したって、全然許されて当然です!笑
とは言え、さすがに全て「お好み」は無理ですけどね。。。汗
板さんが丁寧な仕事をなさっています。しばらく待つと、、、
来ました~!うまそ~!!!
- 大トロ
- 中トロ
- アワビ
- ボタンエビ
- ウニ
- マダイ
- アナゴ
・・・などなど
とりあえず、好きなネタから食べてみます。
ウマイ! 口の中が大変です! しあわせ~!
どのネタも美味く、期待通りの寿司でした。
この内容で、あの値段なら メチャクチャリーズナブル と思います!!!
是非ともまた来たい店ですね。
と、ふとみると、玉子焼きに焼印を入れていました。
寿司をひと通り堪能したら、次の目的地に出発します。
浦霞の酒造直売所に行ってみる
東北、こと宮城県と言えば、日本酒で有名ですよね。名だたる酒造がいくつもあります。
その中でも大きくて有名な酒造と言えば、「浦霞」。私も大好きな日本酒です。
この浦霞の酒造直売所が、すぐそばにあるということで、早速行ってみました。
直売所の周りは酒造だけあって、関連施設が囲んでいました。
中には行ってみると、浦霞のラインナップ以外にも、器なども置かれています。
有料ではありますが、数種類の日本酒の試飲もさせてもらえます。
私は、こちらで、とりあえず現地でしか買えない原酒を1本買いました。
今回の旅行では、銘柄違いで数本は買っていこうと思っています。
すし屋に来るまでの途中にも、1軒、いろいろこだわって日本酒を置いていそうなお店があったので、チョッとそっちの店にも行って見ることにしました。
そして、そちらの地元の酒店 では主人と色々お話をさせてもらい、この2本を購入しました。
阿部勘 純米吟醸 新酒しぼりたて
これは、帰ってきてから1杯飲んだときの写真です。なかなか しっかりとした感じの味 で、ドスンと来る うまい日本酒でした。
愛宕の松
残念ながら、愛宕の松の特別純米は、AMAZONでも買えたようです。。。泣
阿部勘の新酒しぼりたても、酒屋さんのHPなら買えるようです。
まあ、今はネットで買えないものは無いのかもしれませんね。
日本酒を仕入れたら、そろそろ夕方に差し掛かるので、次の目的地「仙台」に向かいます。
そうです、昨日はほとんど仙台駅周辺を見ていないので、本日夜に色々と見ようか、と言うことなんですね。
仙台駅周辺でお土産物色から念願の牛タン
仙台駅に着きましたら、駅そばの駐車場にシェビーバンを停めます。
歩いて仙台駅に着くころにはもう夜です。
仙台はやはり都会ですね。駅ビルの中に入ると、東京都ほとんど変わりありません。
ちょこちょことお土産を物色していると、なにやら日本酒ショップの前でグラスで日本酒が買える店が!
いいなあ!しかし、私はここからもう少し最後のドライブがあるので、飲んでみたいですが、飲めません。泣
というわけで、嫁だけが飲みました。泣
しかも、2種類も!!!
「飲み比べたいのがあったから」だそうです。それにしたって、いくら1杯100円だからって、飲めない夫を前に2杯も飲むなんて 鬼 です。。。泣
駅ビル構内は、空港のおみやげ物コーナーのように盛況で、ここに来れば、全てのお土産が手に入りそうな勢いです。
さて、おみやげ物もひと通り買いましたら、昨晩食べそびれた牛タン屋に向かいます。
着いてみると、並んではいるものの、人数も少ないので入れそうです。
と言うのも、ゴールデンタイムに行っても、どうせ行列で入れないだろうということで、あえて時間をずらして20過ぎに来たわけです。
程なくして入店することが出来ました! やっと仙台牛タンにありつけます!
お店は、
炭焼牛たん東山 仙台本店別館
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2丁目11-28 りんくすビル
022-213-5529
です。すぐそばに、本店もあるのですが、本店はいつも混んでいるので、あえて別館に来ました。
ちなみに店員さんに聞いたところ、本館でも別館でも、メニューの大部分も使っている牛タンも同じだそうです。
来ました~!
分厚い!!!
食べてみますと、、、
ジュ~シ~で歯ごたえ抜群!!!
たまりません!
私が頼んだセットは、牛タンが3種類の調理法で出てきたのですが、どれも美味かったです。
しかし、食事が終わる頃には、牛タンのあまりにしっかりしたコリコリ感で、アゴに疲労が出て来るほどでした。笑
牛タンをしっかりと堪能できた私達は、退店後、腹ごなしついでに駐車場までゆっくりと歩いていきます。
昼間は暖かいのですが、夜になるとコットンのジャケット程度では肌寒いんですね。東北ですからね、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
明日の予定を決める
さて、嫁と歩きながら相談します。。。
- 明日はどうする?
- 今夜はどこで寝るかね?
さし当たって、決定しなければならないのは、この2点ですね。
本日も 朝から晩まで観光、観光 で、明日の予定について話し合う時間もありませんでしたからね。笑
二人とも、体力的にはそこそこ大丈夫な感じで、明日帰らなくとも、もう1泊くらいなら全然出来そうです。
とは言っても、いくら車中泊は無料だからと言っても、無理してもう1泊することもありませんからね。
撮った写真でも見ながら、沢山仕入れた東北の美味しい食材と日本酒で家で1杯!
というのも楽しみなわけです。
と言うわけで、色々話し合った結果、とりあえずは宮城を出て東京方面に向かう、と言うのが第一、となりました。
なので、選択肢は、
- 南に下った道の駅にする
- 東北自動車道のSAにする
と言ったところです。
道の駅を調べてみると、案外離れた場所なので、行く為には東北自動車道で行ったほうが良さそうです。
「なら、高速道路から降りるの損でしょ。SAにしましょ。」
と言う嫁の一声で、本日の寝場所はSAとなりました~。
と言うわけで、仙台から1つ目のSAである、菅生PA に向かうことにしました。
菅生PAで明日の予定について相談する
菅生PAに着きました。
PAという割りに、そこそこ広く、全く狭いイメージではありません。
しかも、売店も広く、それこそおみやげ物もかなり充実していました。
あまりに充実していて、仙台駅で買うのを断念した「金華さばの燻製」がここでも売っていたので、運命では?とばかりに買ってしまいました。笑
このさばの燻製、 平成27年度「復興庁」主催の「世界に通用する究極のお土産」に選ばれたそうです。
こういうお客がいるから、おみやげ物は充実させた方が、間違いなく売り上げUPになりますね。笑
ってわけで、こりゃPAではなくてSAでしょ!って感じです。って、そもそも、PAとSAの違いの定義って何なんですかね?
私は広い、狭いとか、設備や店舗が充実しているか否か、かと思ってます。。。
さて、シェビーの中で寝る準備を整えたら、ビール片手に明日の予定を嫁と話し合います。
その結果、選択肢は2つになりました。
- 明日から始まるであろう「ゴールデンウィークのUターンラッシュ」を回避する為に早い時間の内に東京に帰る
- 途中の那須で降りて温泉を楽しんでから帰る
です。
私は、行楽については貪欲なので、こうなると絶対に2番目の「那須で温泉に寄る」というのがよくなります。
嫁に言うと、嫁も同じ意見だったみたいで、既にどこの温泉にするか調べていました。。。汗
というわけで、明日の予定も大体決まったので就寝です。
明日は最終日です。ここまで、マイシェビーバンも快調に走ってくれていますし、安心ですね。
それでは、明日は最後ですので思いっきり楽しんで行こうと思います~!