DIY!自作ポータブル電源!④
2019/05/15
そろそろ暖かくもなって来ましたので、昨年冬頃に考えていた「自作ポータブル電源」の記事を再開 したいと思います~!
自作ポータブル電源の組み合わせを再考する
目 次
おいおい、今さら何言ってんだ!?
しかも、冒頭の写真は何の関係がアルンダヨ?
って感じだとは思いますが、、、汗
そもそもポータブル電源で最も大事な要素は?
いろいろ考えていると、いろいろな懸念材料が生まれて来て、ここに至りました。。。
と言いますのも、前回記事の 自作ポータブル電源!③ までで考えていた組みあわせを、改めておさらいしますと、
商品名 | 重量 | 値段 |
AC DELCO ディープサイクルバッテリー 105ah M27MF |
23.5kg | 12790円 |
BAL(大橋産業) 3WAYインバーター400W No.1758 |
0.8kg | 4000円 |
BAL(大橋産業) バッテリー充電器 エコチャージャー No.2704 |
1.25kg | 6016円 |
合 計 |
25.55kg | 22806円 |
となります。
ここで何が懸念事項となったのかと言いますと、皆さんお察しの通り 重量 です! そういうわけでの冒頭の写真です。。。
当初の計画での組み合わせは、合計で25kgオーバー、収納箱まで入れたら 30kg近く なります。
思えば、、、ジムに通って一生懸命筋トレに励んでいた若き日ですら、ダンベルで30kgなんて持ったことはありません。。。重くたって片手18kgがいいとこ。
そうなると、、、あれ!? 25kgオーバーなんて、運べても10m程度が関の山なんじゃないの??? 的な感じがしてきたってわけです。
当初は、使用する機器や状況ありき で、贅沢に全てを網羅できるようなことばかりを考えて、この組み合わせに至ったわけですが、よくよく考えてみれば、そもそも自作しようとしているのは、“ポータブル”電源 なわけです。
30kg近いものはどう考えてもポータブルではないでしょ? ってわけです。
そう、当たり前っちゃ当たり前なのですが、ポータブル電源で最も重要なファクターは、今さらですが「重さとサイズ」なわけです。
というわけで、まずは 重さから決定し、それに照準を合わせる感じで、何をどのくらい使うかをあらためて考察してみることにしました。
重量から自作ポータブル電源の組み合わせを決めてみる
まず、私の体力的に、バンから家まで運ぶことがそれなりにできるギリギリ限界の重さは 大体20kgがいいとこ と考えました。でも、出来れば15kgくらいが望ましいです。
となると、まずは何にしても ディープサイクルバッテリーの重量を大幅に削る必要がある こととなります。
バッテリー充電器やインバーターの重量はそんなに差がないので、まずはこのバッテリーの重さをどこまで削るか?と言うことを考えました。
ディープサイクルバッテリーの容量を再考する
出来れば バッテリーの重さは10kgくらいにしたい ところです。しかし、容量は減らしすぎるわけにもいきません。
なので、削っても良いものを削り、最低限絶対に無いと困る機器類の消費電力をまとめてみました。
LED電球 4.5W×3灯×5h | 67.5W |
スマホの充電×2台 最大で8.7W×2台 | 17.4W |
合計必要電力 | 84.9W |
となりました。2日間ですと 84.9W×2日=169.8W となります。使用可能なバッテリー容量を全体の70%、インバーターの変換効率を80%とすると、
169.8W÷0.7÷0.8=303.2W が必要な電力容量となります。
バッテリー容量の単位に変換するので 303.2W/12V= 25.2Ah 以上の容量のディープサイクルバッテリーを選べばよいわけです。これが最低限欲しい容量です。
この条件でディープサイクルバッテリーを探します。もともと使用予定だった、AC DELCO社のボイジャーシリーズはそんなに小さい容量のものが無いので、他のブランドで探すしかありません。
AC DELCO社のボイジャーシリーズでは、これが最も小さい容量のようです。ちなみに80Ahです。
さて、25.2Ah以上のディープサイクルバッテリー を探してみますと、ディープサイクルバッテリーであるような、そうではないような、と言う感じの商品が多いのですが、その辺りはもう使ってみて判断するしかなさそうです。
とは言え、一応評判は悪く無さそうなブランドのものを見つけました。一番最初に検討していたバッテリーと同じブランドのものですね。
こちらの商品で、
- 容量は・・・36Ah
- 重量は・・・10.7kg
です。サイズはこんな感じです。
以前考えていた、AC DELCO社のボイジャーと比べると、5回りくらい小さくなっています。ここまで小さくなれば、収納箱もかなり小さくコンパクトに出来そうです!
そして、重要な「充電回数の性能」は、
【 繰り返し充放電可能回数の目安 】
100%放電後に満充電の繰り返し使用・・・約225回
80%放電後に満充電の繰り返し使用・・・約250回
50%放電後に満充電の繰り返し使用・・・約750回
まあ、この辺りは、かなり盛ってる話 なんでしょうから話半分として考えますが、それだとしてもなかなか良いところではないでしょうか!
折り込み式の取っ手も付いているところが使いやすそうです。
容量と重さとサイズのバランス を考えると非常にちょうど良い感じがします。そして、端子もM6ボルトの埋め込みタイプ なので使い勝手も良さそうです。
これが、このバッテリーのマニュアルになります。→ LONGバッテリー U1-36NE マニュアル
インバーターの容量を再考する
結果的にバッテリー容量がかなり下がったので、インバーターも使用する機器に合わせてランクを下げようと思います。
元々は、400W対応でしたが、もう、LED電球やスマホの充電程度しか使いませんから、余裕を見ても200Wもあれば充分 です。
というわけで、当初のインバーターを同じラインナップの200W対応製品に変えました。ちなみに重量はほとんど変わらないようです。なので、400Wのものにしたままでも本当は特に問題はないと思います。
とは言え、200W対応でも、ノートPCや扇風機は使えますから、まあいっか、と思ったわけです。
一応、この商品、200W対応とはなっていますが、最大で250W、瞬間最大で400Wまで対応 していますので、特別消費電力の高い機器でも接続しない限り、大抵のケースは大丈夫だと思います。
バッテリー充電器もバッテリー容量に合わせる
バッテリー充電器は、今後もいろんな場面で活躍する可能性があるので、変えないでも良いかな?とも思いましたが、大幅に小さいバッテリー容量ですから、ちょっと調べなおしました。
その結果、AMAZONでもベストセラー商品で、評判も良さそうな「セルスターDRC-300」が、45Ahまで対応していたので、こちらの商品にすることにしました。
元の充電器より、価格もかなり安くなっています。
一応、前のようなミス を犯すのが怖かったので、現在メーカーに今回選択したバッテリーを満充電できるか問い合わせている最中です。。。
2017.03.29 セルスター社から回答がありました。
「DRC-300にて当該商品の満充電は可能と思っていただいて大丈夫です。ディープサイクルバッテリーの満充電も可能と思っていただいて大丈夫です。」との回答でした!
これで安心して、購入できます~。
自作ポータブル電源の最終組み合わせ機器のまとめ
これで、一通り選びなおしまして、買うものが正式に決定しました! まとめてみます。
商品名 | 重量 | 値段 |
台湾LONG バッテリー U1-36NE |
10.7kg | 8750円 |
BAL(大橋産業) 3WAY インバーター 200W No.1757 |
0.8kg | 3250円 |
セルスター 12Vバッテリー充電器 DRC-300 |
0.52kg | 3706円 |
合 計 |
12.02kg | 15706円 |
いかがでしょうか!
合計で 12.02kg !!!
充電器を含めてこの重さ! そして収納箱を入れてもきっと 15kg未満でしょう。非常に現実的な重量になりましたね!
これなら下手すると、自転車のかごに入れてひとっ走り、近所の河原で使用! なんてことも出来そうです!
今度こそ間違えの無いようにポチリたいと思います。。。汗
そして、引き続きポータブル電源の収納箱を再考して行こうと思います。
「DIY!自作ポータブル電源!」全記事のまとめ
この記事、かなりの長編記事なので、見たい記事に簡単に飛べるようにまとめました~!
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