DIY!庭用に木製の縁台を自作する
2017/09/12
さて、今回も 引越しついでの据え置き家具自作 の続編記事です~。
と言っても、今回は部屋内に置く家具ではなくて、庭に置く家具です。
庭に置く木製縁台の自作
目 次
うちは1階に引越したので サファリパーク並みに広大な庭 が使用できるのですが、外に出るための窓の下端と地面の落差が40cmもあるため、出入りがなかなか手間なんです。
ここに縁台でもあれば、ベンチとしてもちょこっと座れますし、土足への履き替えも楽だねえ~、ってことで、
ならさっそく縁台を作ろう!
ってことになったわけです。
縁台またはベンチともなりますと、大人が3~4人くらいが座っても壊れない程度の強度が必要な上、外部に置きっぱなしなので、ある程度の耐久性も必要になってきます。
とは言っても、やはりいつも通り、なるべく材は少なく、軽くしたい 気持ちもあります。
というわけで、そのあたりに重心を置いて、設計をしていこうと思います。
夏に縁台で 焼き鳥でも食べながらビール とか、作る前からメチャクチャ楽しみですね~!笑
こんな丸太や分厚い無垢の天板があれば、シンプルで無骨なカッコいいのが作れるんですけどね。。。なかなかこういった材料は手に入りにくい上、高価なのでそうもいきません。。。泣
縁台の設計図を書く
さて、いつも通りさっくりと描いていきます。
縁台と言いますか、ベンチと言いますか、この手のものの構造は色々なパターンが考えられるのですが、少しでも端材が出ない事を念頭に、一応今回はこんな感じで考えてみました。
結局、材を少なく・軽くしたいという場合、こういった構造と言うのは 補強材がいかに少なくて済ませられるか と言うのもとても重要になってくると思います。
もちろん 主要部材の断面を小さくすることも重要 ではあります。ですが、主要構造部材の断面を小さくするのは、全体の構造耐力を大きく低減することにもつながる上、見た目にも華奢でイマイチな気がするので、なるべくならこの選択はしたくありません。見た目の華奢さが「デザイン」なのであれば話は別ですが。。。
さて、と言うわけで「補強材を少しでも少なくする」ということで考えて行くと、この補強材については、
- はじめは補強材ゼロ
- 完成形まで持っていってく
- 補強が必要そうであれば1段階目の補強材を入れる
- まだ補強が必要そうなら2段階目の補強剤を入れる
- 最悪、3段階目の補強剤を入れる
と言う風に 3段階まで追加の補強材パターンを想定しておく という計画にしておこうと思います。
今回も、基本的に強度が必要なので、構造部材は断面の大きい2×4材、天板は1×4材で作っていこうと思います。最近、杉の荒材はとんと出番がありません。笑
図面を見ていただければわかると思うんですが、3段階目の補強材までやるとなると 構造骨組みの2×4材は1.5倍以上 余計に必要 となってしまうんです。
なので 補強材のエコ化 というのはとても重要だなあと改めて痛感しました。
初めての 人が体重をかける家具の自作 なので、作成しながらの試行錯誤となりそうです。「人が体重をかける」ということは うっかりするとケガにもつながります からね。
設計図は今回もUPしておこうと思いますが、上記のケガのこともあるので、特に今回はいつもに増して自己責任で取り扱ってください。
設計図はこちらです。 → 木製縁台の設計図
材料を切断、組み立てる
さて、例によって買ってきた木材にケガキを済ましたら、ざくざくと切っていきます。
そして、計画手順に沿って、まずは天板のフレームを組み上げたら、そこに天板を「クギ+木工用ボンド」で打ちつけていきます。
このとき、スノコ状にたくさんの部材を並べて固定する場合は、
- 一番端の部材を打ちつけ
- 真ん中の部材を打ちつけ
- 打ちつけされてる部材同士の真ん中あたりの部材を打ちつけ
- ~繰り返し~終了
と言う手順でやると、しっかり均等に配置 できます。
出来上がりました!そして、これが裏側です。こんな風なフレームとなっています。
ちなみに、真ん中の大梁には天板はクギ打ちしていません。端の大梁だけにクギ打ちをしています。
次に、脚を取り付けていきます。まずは角の4本を取り付けます。
すべて取り付け終わったら、一旦立てて、強度を確認します。
写真を撮ったら、ストラップが見切れてしまいました。。。全く気づかず、、、泣
ど真ん中に嫁と2人で座って、2人で全体重をかけてみましたが、全くグラつく様子もたわむ様子も無かった為、補強部材は入れずにこれで完成 とすることにしました!
実際、補強部材を入れないほうが、すっきりしていて見た目も良いです。
ただ、若干 前後への振れ強度に不安 があったので、今後もしかしたら「2段階目の補強材:補強梁」だけは入れても良いかなあと思っています。
ちなみに、予備脚は不要だと思います。
木材保護塗料を塗る
今回は、外部に置きっぱなしのものなので、以前作成した作業台と同じように、木材保護塗料を塗っていきます。
2.5L 入りの大容量なので、これだけの大物でも充分に足ります。冬なので6時間以上乾かしてから、2度塗りしておきました。
拡大するとこんな感じです。
なかなか雰囲気出ていますね~! チョコレートでも刷り込んだかのような風合いです! なかなかのビンテージ感です。
これで、これから暖かくなったら、縁台でBBQでもしながらうまいビールが飲めそうです!
なかなか大きいですし、重さもありますが、自作自体はなかなか簡単ですので、是非参考にトライしてもらえると嬉しいです~!
DIYのための道具の種類や使い方、選び方はこれを読め!
「これを読め!」などと偉そうに書いていますが、実際、読んで損は無い記事です。笑
何だかんだ言っても、DIYは、結局、腕なんかよりも
- 計画(設計図)
- 道具
- やる気
で、成功するかどうかの 9割 が決まってきます。これは絶対です。
DIYの記事もいくつかアップしてきてはいますが、その記事の中でも「様々な豆知識や忘れがちな大事だと思う事」を書いてきているつもりですが、それよりも、もっと基本的で大切な事をまとめている ので、まずは一度目を通すことをオススメしておきます。