DIY!1×4材で木製洗濯機ラックを作る
2017/09/12
このたび、私達夫婦は 引越しをする ことになりました!とは言いましても、既に引越しは終わっていますが、まだまだ部屋の中は片付いていませ~ん!泣
この引越しのついでって感じで、かなりの 断捨離を敢行しました! 同時に今まで使っていた家具を廃棄して新調したり、新たに家具を導入したりと、色々計画しています。。。
そしてこの機に、据え置き家具をいくつか自作しようか!ってことになったんですね。なかなか時間も取れないので、毎週末少しづつの進捗なんですが。。。
その上、久しぶりの引越しで、かなり老体を酷使したモンで、ここのところ毎日何だか疲れてます。。。無事製作できるかどうか。。。泣
さて、この 据え置き家具自作の第1弾 が、今回記事の木製洗濯機ラックです!
木製洗濯機ラック(ランドリーラック)を自作する
目 次
まあ、ある日、家で飲んでるとき、嫁に「洗濯機ラック?ランドリーラック?を作ってよ」と軽く言われたのを「うん、いいよー」と安請け合いしてしまっただけなんですけどね。。。笑
使用する材料を決める
前回の大型木製棚同様に、原則、ほとんどサンディングの不要な 1×4材 で作って行きます。
洗濯機ラックは基本的にそんなに重い物を載せませんので、2×4材は使いません。やはり材料の断面が小さければ小さいものほど、出来上がり家具も軽量ですからね。
棚板は、端材が結構残っている、t9のOSB合板を使っていきます。本当は、今回は加重のあまりかからない棚なので、もっと薄いベニヤを使用して、全体の重さを軽くしたかったのですが、端材を消費していかないとなあってことで、泣く泣くこうすることにしました。泣
OSB合板って、見た目はオシャレでカッコいいですし、強度も充分なんですが なんせ重い!これがネックなんですよね~。
設計図を書いてから材料を切り出していく
今回は、複雑な機構などありませんし、部材も少ないようなものなので、設計図をUPしておこうと思います。とは言っても、、、かなり自分用な図面なので、若干整合の取れていない部分もあると思います。。。参考程度にご使用ください。汗
ダウンロードはこちら → 自作木製洗濯機ラックの設計図
今回は、1つのテーマとして
「少しでも部材を少なく小さくして、軽量化を図る」
ということを目指しました。とは言え、構造計算をしているわけではありませんから どのくらい部材を薄くしても壊れないか?とかは正確にはわかっておりません。剛性を保つ為の幕板も、裏側にしか設置しない計画ですし、ゆがみやがたつきが出る恐れ満点ですが、これもDIYの実験の1つです! いわば、
どの程度の構造補強部材を見込んでおけば、どの程度の剛性感が出るのかを感覚的に覚えておこう!
と言う試みです。あとは、どうにか、数少ない経験と勘 で乗り切ります!汗
さて、購入した木材をざくざく切っていきます。今回はホームセンターではなく、家の共用部でやらせてもらってます。汗
ゼ~ゼ~言いながら切ってるところを、嫁が盗撮、いや、激撮してくれました! 翌日、右後背筋の 強烈な筋肉痛 は言うまでもありません。。。
OSB合板が全て切り終わりました。他に作ろうと思っている自作家具の材料と共に一緒に切りました。やっぱ丸ノコ買うべきですかねえ~?汗
こういうキツイ切断作業があると、今にも買ってしまいそうです。。。笑
1×4は簡単に切れるので、あっという間ですね~。
設計図を見てもらうとわかるんですが、脚4本の上部先端は 無駄に長くなっています ので、不要であれば切ってしまってもOKなんですが、将来、棚を増設したくなったときのために、とりあえず残しておくことにしました。
実は、気になっているのは、出来上がったこのラックを どうやって洗濯機の後ろに入れ込むか? っていう点です。。。まあ、最悪、洗濯機を完全に移動してから設置しようかと思います。
それにしても、今まで使っていた市販の洗濯機ラックはどうやって洗濯機の後ろに入れたんだろう?と不思議ですが。笑
組み立て前に塗装する
今回、嫁が「洗濯機ラックは塗装したい!」と言うので、塗装を任しました。今回は大きいものなので、組み立てた後だと、なかなか塗装も難しいだろうということで、組み立て前に塗装してもらいます。
ザーッと木口周りをサンディングしてから、アイボリー色の水性ペンキをベースに塗ったようです。
アイボリーだとの話ですが、太陽光のせいか、真っ白に見えますね。汗
この塗料、アイボリーというかベージュ系らしいのですが、どっちかというとホワイトに近く、色はマットで、何らかの顔料が入ってるらしく、均一な面で仕上がるんですが 砂肌のようなざらざら感 があります。そのおかげで、既に塗っただけでも若干アンティークな良い雰囲気でが出ています。
洗濯機ラックを組み立てていく
組み上げは、いつも通り、基本的に スリムビス で組み上げます。今回、上段の棚は、端材を3枚並べて打ち付けるという かなりの節約天板 ですので、ビス打ち箇所がどうしても多くなって、その分重くなってしまいます。天板には、あまり加重もかからないので、こちらは クギ打ち+木工用ボンド で済まして、少しでも軽量化することにしました。下段だけはビス打ちでしっかりと固定させさせることとします。
組み立ては、出来上がった後、運搬距離が短くて済むように、部屋の中で行っています。狭い家なんで、場所を作るのに結構苦労しました。。。泣
こういう大きな物を作る時は、組み立てる順序もまあまあ大事で、この順序をちょっと工夫してあげるだけで、組み立てがかなり楽に進むこともあります。今回は、骨組部材が少ないので、
- 梁と棚板を先に組み立てる
- 1の部材に柱を取り付けていく
- 最後に剛性を確保する背面幕板を取り付ける
- 下段棚は左右の梁でしか支えられていない為、もしたわみそうであれば、補強梁を下に入れる
- タオル掛け、メガネ置きを取り付ける
と言う感じいこうと思います。
まず、1番の梁と棚板を組み立てて行きます。
一応、OSB合板の正面部分の木口 はしっかりサンディングして、触った時に滑らかな感じになるようにしておきました。ここだけはガサガサしていると、何かイヤですからね。笑
次に、2番、3番の工程を一気に進めて行きます。
洗濯機ラックのサイドには、先代の既製品洗濯機ラックの解体時に出たSUS(ステンレス)パイプ を流用して、タオル掛けを設置します。タオル掛けの両サイドの持ち出し木材は適当な端材を使っています。先端は袖などを引掛けたりしないように丸くしています。
今回は「ディスクグラインダー + サンディングディスク」で丸くしてしまいましたが、手カンナで丸くするな場合はこちらにまとめています。
参考 DIY!自作キャンプ用折りたたみローテーブルをワンタッチで展開できるように改造する
また、今回のSUSパイプのような 既製品家具を解体した時に出る木材以外の端材 というのは、木材の端材と違って、なかなか売り物として出回っていなかったり、買うとそこそこ値の張るものだったりするので、なるべく捨てずに保管しておくようにしておくと、今回のように、思わぬ場面で利用できることが多々あるのでオススメです。
そして、このタオル掛けの上には、100円ショップで買った小さな木の箱 を塗装してからビス止めしています。(設計図には記載していません)これは風呂に入る時に嫁がメガネを置く「メガネ置場」となっています。
結局、工程4番での、補強梁は入れなくても現状では充分かな、ということで入れていません。時と共に、棚板のたわみが大きくなってきたら入れようかなあ~と思っています。
じゃーん、全て組み立て完了しました~! 部屋の中がまだまだ片付いていないので、玄関先で、しかも、夜の撮影なので 何だか殺風景な上にノイジーな写真 ですみません。。。
それにしても、、、メチャクチャ簡単な構造で DIY感丸出し ではありますが、、、
う~ん!!!GOOD!!!
嫁の塗ったアイボリー色とOSB合板の模様が、なかなかマッチして 無骨でありながらもカワイイ感じ になりましたね~!
その後、気が向いた時に、嫁がアンティークメディウムで軽くエイジング加工をしたようです。
これを洗濯機の後ろに、何とか設置します。洗濯機周りは何かと生活感が溢れていて、人に見せるような雰囲気でもないので、写真はアップしませ~ん!と言うか、できましぇ~ん!泣
が、どうにかこうにか納めることが出来ました~!
気になっていた剛性感 も、チョッと押してみると多少ゆらゆらはしますが、気になるほどではありませんでした。これならアリです! 嫁も満足してくれているようなので、良かった良かった。笑
今回の自作木製洗濯機ラック、確かに DIY感丸出し ではあるんですが、塗料、ビス、棚板(端材なので)を除きますと、材料費は 合計で約1200円です! あまりのリーズナブル加減に、鼻血が出そうです!
さて、次回の「引越しついでの据え置き家具自作」は何にしましょうか~? お楽しみに~!
DIYのための道具の種類や使い方、選び方はこれを読め!
「これを読め!」などと偉そうに書いていますが、実際、読んで損は無い記事です。笑
何だかんだ言っても、DIYは、結局、腕なんかよりも
- 計画(設計図)
- 道具
- やる気
で、成功するかどうかの 9割 が決まってきます。これは絶対です。
DIYの記事もいくつかアップしてきてはいますが、その記事の中でも「様々な豆知識や忘れがちな大事だと思う事」を書いてきているつもりですが、それよりも、もっと基本的で大切な事をまとめている ので、まずは一度目を通すことをオススメしておきます。